最近減ってきた街の本屋さん。昔は個人経営の本屋が駅前にあるのが当たり前、大手チェーン店の本屋もそこら中にあったものですが、amazonのようなインターネット通販が主流になってきたり、スマホの普及で本や書籍を読む時間が減ってきたり、と様々な要因から「書店」の生き残りは難しくなってきています。
草加市は実は本屋さんが少ない!(大きめの本屋は5店しかない)ということで、それらをまとめたうえで、越谷や川口にある近隣の大型書店も合わせてご紹介します。
草加駅:2店、獨協大学前<草加松原>駅:2店、谷塚駅:1店という少し寂しい状況じゃよ
高砂ブックス
草加駅東口を出てすぐ、アコス北館にある本屋さん「高砂ブックス」。この駅前という位置的にも、そして長年営業して親しまれているということからも「草加を代表する本屋さん」と言っても良いのではないでしょうか?
お店の広さは大型書店というわけではありませんが、2フロア構成で立派な広さです。ちょっとした文房具も取り扱っていますし、1階が大人向けの本と雑誌、地下1階には子供向けの書籍が充実、とばっちりな品揃えです。特に児童書についてはオススメの書籍情報も各所にありますし、いつも工夫を凝らしたテーマを設けて特集企画を開催しています。親や祖父母が小さい子にプレゼントとして本を買う際に大変選びやすい本屋さんです。なお、店内奥にはエレベーターもあるので、小さいお子さん連れやベビーカーでも大丈夫です。
夜も21:30と遅くまで営業しているので、通勤・通学の帰りに欲しい本や雑誌・漫画などを買えて便利なので、本当にいつまでも営業して欲しい「街の本屋さん」です。
草加駅前にアコスが出来てもう約30年だねぇ。こういった街の本屋さんと共にこれからも長く続いて欲しいねぇ
くまざわ書店 草加ヴァリエ店
草加駅直結の駅ビル(と言っても1Fのみ)の草加VARIE(ヴァリエ)2にある本屋さん。くまざわ書店は以前からありましたが、リニューアル後の草加ヴァリエ2では、「タリーズコーヒー 草加VARIE2店」と半一体化。タリーズコーヒーには2冊まで本を持ち込め、ブックカフェとして楽しめます。
お店の広さは、全国に多数の店舗を擁するくまざわ書店としては少し小さめですが、駅直結で改札出てそのまま行ける利便性の高さが売りです。文房具の取り扱いもあります。そして大手書店チェーンなだけあって、新刊を始め話題の本や雑誌の品揃えは豊富。児童書も豊富ですが、漫画などはちょっと少なめです。
草加VARIEのくまざわ書店と、高砂ブックスの2店の本屋さんを巡れば欲しいものはだいたい見つかりそうです。それぞれ別の本屋さんですが、2店合わせると大型本屋に匹敵する規模、と言えると思います。
草加駅は近くに本屋さんが2つもあって、本屋巡りが出来るのは嬉しいことだねぇ
よむよむ 草加谷塚駅前店
谷塚駅前、谷塚コリーナというタワーマンションと一体化した建物2F。1Fにはスーパーのいなげや。よむよむ草加谷塚駅前店は夜遅く22時まで営業しています(コロナ前はなんと23時まで)。
お店の規模は広め。もしかしたら草加市内で一番大きい本屋さんかもしれません。文房具の取り扱いも多めで大変助かります。本の取り揃えも幅広く充実、さすがLIBROブランドの本屋さんといった感じです。
谷塚駅近辺では唯一の本屋さんですし、駅の目の前、夜遅くまで営業という、通勤・通学の人に圧倒的な支持を得る便利な本屋です。もしこの本屋さんが無くなってしまうと谷塚駅近辺住民にとっては大打撃です。なんとしてもずっと残って欲しい本屋さんです。
谷塚コリーナも出来てから既に30年経つタワーマンションなんだねぇ。当時はこういう商業施設と合わせたタワーマンションはまだ珍しかったのぉ
よむよむ 草加松原店
草加市内にもう1店ある「よむよむ」の草加松原店。ベルクス草加松原店やジョーシン草加松原店、ダイソー草加松原店などが入る、中山ビルというちょっとしたショピングモールにあります。近い駅としては獨協大学前<草加松原>駅。
こちらは谷塚駅前店よりもお店の規模は小さめ。ですが、雑誌類や児童書など基本的な書籍は多く揃っていて文房具も取り扱っているので、買い物ついでに寄るのに最適です。ショッピングモールに入っているという高い利便性を誇ります。
書店としては特徴がそんなに無い「いわゆる普通の本屋さん」なのですが、そもそもこのようなスーパーや他のお店がある小規模のショッピングモールに入っている普通の本屋さんという存在自体が、今では貴重なので頑張って生き残って欲しいです。
この建物(中山ビル)も2021年にリニューアル工事をしているので、まだまだ各テナントが営業続けられそうだねぇ
CROSSBOOKS 松原店
松原にはもう1店舗本屋さんがあります。獨協大学前<草加松原>駅の構内にあるCROSSBOOKS 松原店。元々は「東武ブックス 松原店」でしたが、東武鉄道が東武ブックスを手放してしまい、日本出版販売株式会社が買収。今はそのグループ企業のCROSSBOOKSブランドとなっています。
改札内のため一般的な利用はできず、鉄道利用時のみの利用に限られます。駅の1F部分のため縦長で少し狭い感じがしますが、取り扱い書籍数はそこそこあります。
スマホが普及する前は、電車に乗る前に雑誌や本を購入して通勤・通学の車内で読む、というスタイルでの需要があったのかもしれませんが、生活スタイルが変わった今、このような駅構内の本屋さんが今後も続いていけるのか、非常に難しい状況かもしれません。
駅構内の本屋さんというのは貴重な存在だねぇ。一時は東洋一と言われたマンモス団地である松原団地の通勤・通学客が大勢いた頃には賑わっただろうねぇ
以上、草加の代表的な本屋さんでした。大きめの本屋さんとしては以前は「文真堂書店 ホームズ草加舎人店」もあったのですが閉店してしまい、草加は本当に本屋さんが少ない状況になっています。必然的ではありますが、今ある本屋さんはどれも駅近くです。獨協大学前<草加松原>駅や谷塚駅の本屋さんが無くならないことを願います。
一方で、草加市近辺には大型ショッピングモールを中心に大型書店がいくつかあります。ここからは、そんな草加市民が行ける近隣の大型書店をご紹介。
TSUTAYAレイクタウン&未来屋書店 レイクタウン店
草加市からすぐ近く、越谷市にある超巨大ショッピングモール「イオンレイクタウン」。そこには大型書店が2店舗も入っています。
kazeにはTSUTAYAレイクタウン。店舗面積も広く、さらにはタリーズも店内にありブックカフェとなっています。特徴的なのは円形の児童書コーナー。靴を脱いで中に入って本を探すことができ、さらにはその外周にも児童向けの本がびっしり。子供が本を手にとって読みやすい環境となっています。
moriには未来屋書店 レイクタウン店。イオングループ自身の書店です。
大きさはこちらも広くて大きいです。ショッピングモールに入居している書店としては最大級(この後に紹介するイオンモール川口も大きい)。一般的な本の在庫・種類も豊富で誰もが満足できるでしょう。文房具の取り扱いも豊富。とにかくここに行けば間違いなし、というレベルです。
結局、レイクタウンに行っておけば何でも揃って、満足なんだよねぇ
未来屋書店 川口店
近隣で一番新しいショッピングモールである「イオンモール川口」に新しく出来た「未来屋書店 川口店」。新しいだけあって大きな店舗で、もしかしたらレイクタウンの未来屋書店よりも店舗面積は大きいかもしれません。
もちろん本の取り扱い数は豊富。文句なしのレベルどころか、広すぎて種類も多すぎて逆に困るくらいです。特に児童書はかなりの力の入れようで、近隣で一番充実していると自負しています。
レイクタウン店と同様に文房具の取り扱いも充実。とりあえずここに来れば、本と文房具をたっぷり見ることができます。
草加市から行きやすいので最新型ショッピングモールと合わせて、一見の価値ありです。
草加の近くに新しいショッピングモールと本屋さんがさらに出来たのは嬉しいねぇ
本の須原屋 イオンモール川口前川店
埼玉県さいたま市に本社があり近隣で店舗展開している埼玉の書店グループ。浦和で創業してから140年以上の歴史を持つ老舗中の老舗書店です。
この本の須原屋イオンモール川口前川店は、イオンモール川口前川の前身である「ダイヤモンドシティ・キャラ」の開業した2000年から営業しています。
店舗面積はかなり広く、未来屋書店 川口店がイオンモール川口に開業するまでは、この地域では貴重な大型書店でした。
川口には大型ショッピングモールと大型書店がすぐ近くに2つもあっていいねぇ。
コメント